How the Ozone Layer Started Healing Study Guide

オゾン層はどう回復し始めたのか · 解説・問題

学習ガイド読解問題 3問編集:EigoScope編集部参考資料 4件
Learning goals

この読みもののゴール

  1. CFCなどが成層圏でオゾンを破壊する過程と、南極で季節的なオゾンホールが形成される条件を説明できる。
  2. 一年ごとの変動と長期的な回復傾向を区別し、回復予測に条件が付く理由を読み取れる。
Study guide

本文を確認しながら進めましょう

先に英文を読んでから解説と問題へ進むと、理解度を確かめやすくなります。

← 本文と日本語訳を確認
Reading strategy段落と論理の読み方3ポイント
01

有用さと危険性を同じ性質から読む

Because these compounds do not break down easily in the lower atmosphere, they can survive long enough to drift upward into the stratosphere.

分解されにくい安定性は製品にとって便利でしたが、同時に成層圏まで到達できる原因にもなりました。一つの性質が利点と問題の両方を生む構造です。

02

一年の値と長期傾向を分ける

Its size changes from year to year as weather conditions vary, so a single season cannot establish the long-term trend.

so が示す因果関係に注目します。年ごとの気象による変動が大きいため、回復は一回の観測ではなく長期間のデータから判断する必要があります。

03

回復という言葉の限定を読む

Recovery is therefore not a declaration that the problem is over; it is a process that must be confirmed through continued measurement.

not A; B の対比によって、回復を「完了宣言」ではなく「監視を続けながら確かめる過程」と定義し直しています。

💡 文法・読み方ポイント

01

Because で長い因果関係の起点を示す

Because these compounds do not break down easily in the lower atmosphere, they can survive long enough to drift upward into the stratosphere.

Because 節が原因、主節が結果です。分解されにくいことが、長く残存し成層圏へ移動できることにつながる論理を一文で示しています。

02

although と neither ... nor で慎重に評価する

Although the direction is encouraging, recovery is neither immediate nor uniform.

Although で肯定的な評価を認めた後、neither A nor B で二つの限界を加えています。科学的成果を過大評価しない表現です。

📚 Key vocabulary

stratosphere成層圏
ultraviolet紫外線の
deplete減少させる、枯渇させる
catalytic触媒作用による
phase out段階的に廃止する
protocol議定書、協定
compliance規則や合意の遵守
uniform一様な、均一な
English to Japanese直訳と自然な日本語の違い2表現
a fixed, one-time promise
直訳
固定された一度きりの約束
自然な訳
一度決めた内容を変えない条約

モントリオール議定書が科学的知見に応じて調整・強化されてきた柔軟性を際立たせる表現です。

depart from the long-term trend
直訳
長期的な傾向から離れる
自然な訳
長期的な傾向とは異なる動きを示す

depart は出発するという意味ではなく、基準や傾向から外れることを表します。

Check your reading

読解チェック

0 / 3

本文を根拠に選んでから答えを確認しましょう。全問終了後にスコアを保存できます。

Q1CFCなどが地表で放出された後、オゾンを破壊できるのはなぜですか。
Q2本文が一シーズンのオゾンホールだけで回復を判断できないとする理由は何ですか。
Q3モントリオール議定書の特徴として本文が強調していることは何ですか。
Go one step furtherもっと知る:「回復中」を正しく読むための三つの時間軸深掘り

オゾン層のニュースを読むときは、少なくとも三つの時間軸を分ける必要があります。第一は、南極の気温や風によって変化する一年単位のオゾンホールです。第二は、大気中の塩素・臭素や成層圏オゾンを追う数十年単位の傾向です。第三は、規制物質が自然に除かれ、1980年ごろの状態へ近づくまでの将来予測です。ある年の穴が大きくても長期回復が否定されたとは限らず、逆に小さい年が一度あっても回復が完了したとは言えません。また、2040年や2066年という年は保証された期限ではなく、現在の政策が維持されるという条件を置いたモデル予測です。この区別は、短期的な例外だけで政策の効果を判断しないために重要です。

Finish

学んだポイントを本文で確かめる

語彙と文法を意識しながらもう一度読むと、最初との違いを確認できます。

本文をもう一度読む